2006年 05月 16日
ランド・オブ・プレンティ
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評価:☆☆☆
なんとも直截的な映画だ。ヴィム・ヴェンダース監督自ら政治的な映画だと言う通り、監督の思いと主張がストレートに伝わってくる。最大限の自由が保証される低予算・短期間で、作りたい映画を作った結果、政治的な映画にも関わらず感動を呼ぶロードムービーの傑作となった。
とくにDVDの場合、監督インタビューやメイキングが、ふんだんに収録されているので、映画の意図が一層鮮明になる。まさに時代を撃ち抜く映画である。
ヴェンダース監督の思いは、ボロボロになった星条旗とレナード・コーエンの歌声に込められている。
「 この豊かな国の光がいつの日か、真実を照らし出しますように。」
だがしかし・・・
大統領を支持する保守的なアメリカ人たちは、ヴェンダース監督の映画を観るだろうか?
ヴェンダース監督は、戦争の痛みを知る敗戦国ドイツの出身だが、敗戦を経験したことのないアメリカ人に、この映画の主張は伝わるのか?
所詮作り物に過ぎない映画が、1枚のスクープ写真や真実の映像に勝る力を持ちえるのだろうか?
製作:2004年 米・独
監督:ヴィム・ヴェンダース
出演:ミシェル・ウィリアムズ/ジョン・ディール/リチャード・エドソン
発売日:2006年5月12日
なんとも直截的な映画だ。ヴィム・ヴェンダース監督自ら政治的な映画だと言う通り、監督の思いと主張がストレートに伝わってくる。最大限の自由が保証される低予算・短期間で、作りたい映画を作った結果、政治的な映画にも関わらず感動を呼ぶロードムービーの傑作となった。
とくにDVDの場合、監督インタビューやメイキングが、ふんだんに収録されているので、映画の意図が一層鮮明になる。まさに時代を撃ち抜く映画である。
ヴェンダース監督の思いは、ボロボロになった星条旗とレナード・コーエンの歌声に込められている。
「 この豊かな国の光がいつの日か、真実を照らし出しますように。」
だがしかし・・・
大統領を支持する保守的なアメリカ人たちは、ヴェンダース監督の映画を観るだろうか?
ヴェンダース監督は、戦争の痛みを知る敗戦国ドイツの出身だが、敗戦を経験したことのないアメリカ人に、この映画の主張は伝わるのか?
所詮作り物に過ぎない映画が、1枚のスクープ写真や真実の映像に勝る力を持ちえるのだろうか?
製作:2004年 米・独
監督:ヴィム・ヴェンダース
出演:ミシェル・ウィリアムズ/ジョン・ディール/リチャード・エドソン
発売日:2006年5月12日
by movrev
| 2006-05-16 00:06
| 観る価値アリ